内向きな2冊

紹介し忘れたが、すでに読了した2冊。

生きづらい時代の幸福論  ――9人の偉大な心理学者の教え (角川oneテーマ21)

ややうさんくさいタイトルだが、僕が仕事をしていく上で非常に参考になった2冊が言及している心理学の理論を概説していたので、役に立つかなと思い購入。
ちなみに参考になった2冊とは、

キャリアショック どうすればアナタは自分でキャリアを切り開けるか? (ソフトバンク文庫)

「キャリアショック」では「プランド・ハップンスタンス理論」を引用し、階段を昇るようにはキャリアは進んでいかないので、今の仕事に励みながら常にアンテナを立てていることが大事だと書いていた(もう5年位前に読んだので嘘かもしれないが)

もう一冊は

30歳からの成長戦略―「ほんとうの仕事術」を学ぼう (PHP文庫)

「30歳からの成長戦略」では冒頭に会社の後輩がマズローの成長理論を引用し、今の若者は自己実現はおろか今の自分の地位が保証されていない、安全の欲求すら満たされていないと感じていることに驚いていた。

この本ではその二つの理論を含め、10の心理学理論が紹介されている。フレームワークとして知っておいて損はないものばかりである。最後に来る著者の自分語りには多少辟易させられたが。(まあでもそこが
著者の一番書きたいところであったのだろう)

運命を拓く (講談社文庫)

もう一つは中村天風「運命を拓く」。自己啓発物だが、とにかくポジティブである。ナポレオン・ヒルと非常に近い内容で驚いたが、洋の東西で同じ結論に達したのだろうか。
人間が生まれてきたのは創造するためである。それこそが他の動物にはない霊長としての特徴なのだから、常に積極的で、自分の能力を最大限に生かすべきである。というのが主な主張だと受け取った。

最近色々なことにやる気が失せてきていただけに喝を入れられた気持ちになった。