8月30日衆議院選

民主党圧勝の情勢ですね。
しかし民主が300議席超とはまた極端から極端へと振れたものですね。
自民党民主党で主張にはっきりとした違いがあればここまで一方的にはならないでしょうから、似たもの同志でどっちが雰囲気いいかで選ぶ選挙に今回もなっているということでしょうね。ある意味、日本国民の国民性というのは結局戦前から変わっていないのだなあと感じざるを得ません。

僕自身は別に自民党支持者でも、民主党が嫌いと言うわけでもありません。民主党にはあれだけのことをいったのだから、やってくれるんだろうと期待しています。

ただ、今後マニフェストが実現されていくのか、また日本にとって不利益な政治が行われていかないのかをチェックするということを考えたとき、もう少し拮抗した緊張感のある政治状況でないと、また一方通行の政治が繰り返されるだけのように思います。

前回の選挙でも「変化」を望む声が小泉自民党を後押ししましたが、その後の6年間で「変化」が必ずしも日本の全ての人にとってプラスになるとは限らないということを学んだはずです。極端な支持はいざというときのブレーキを弱めてしまうのです。

ともあれ、犀は投げられました。
民主党には、政権交代を機に政治(と宗教)を話題にするのがはばかられる風習を打破して欲しいとも思います。そして我々有権者自らもまた、「政治の監視塔」を政治の外に高く構築していく必要があるのだと思います。