英語力(リスニング)維持のための教材集

去年から、会社への通勤時間(往復合わせて1時間とちょっと)は全部英語のリスニングに当てている。その教材の中で役に立ったもの(のうち、なるべく無料で提供されているもの)を紹介していこうと思う。どちらかといえば、英語の勉強、というより英語で提供されているものの中に、こんな面白いのがあるよ、という内容になる。
TOEICのリスニングでも満点を取れない僕がこういった記事を書くのはおこがましいと思うし、すでにこういった紹介記事はネット上にいっぱいあるのだが、もしかしたら参考程度にはなるかもしれない。

というわけで。

ESL Podcast

いわずと知れた英語学習者のためのPodcast。1分前後の会話と、10分程度の語句解説音声を合わせたものが週に2,3本のペースで提供されている。スピードはかなり遅めでリスニングには向かないかもしれないが、会話部分のスクリプトが無料提供されておりディクテーションに最適。また、ここで使われている表現は下のリスニング素材にもばしばし出てくる。

こういった英語学習者のためのPodcastは他にもいくつかあるが、ここに譲る。

Youtube

いきなり自分の興味に話が飛ぶが、Youtubeにはボイストレーニング学校や個人の提供している動画が日英問わずいっぱい上がっている。いろいろ見ていて、これいいじゃん!と思ったのがEric Arceneauxのボイトレ動画。

(これ以外にもたくさん挙がっている)

“歌う力この本はAmazonでも評価の高いボイトレ本だが、動画では本と同じような内容がもっと具体的に(!)練習法つきで(!!)わかりやすく説明してくれている。最初見つけたときはこれ全部聞き取って訳したらかなり話題になるんじゃなかろうかとわくわくしたが、とっくのとうに
ニコニコ動画で提供されていた。手っ取り早く内容が知りたい方はこちら

IT Conversations & Social Innovations Conversations

こちらも無料で提供されているPodcastIT ConversationsはITの様々なトピックスについての対談、講演など、Social Innovations Conversations
のほうは社会企業家やNGOなどの取り組みについての講演などが提供されている。
とにかく量が多いので、ちょっとでも面白そうだと思ったらとりあえず落として聞いてみている。

たとえば、Mapping the Maximum City
1400万が暮らすインドの都市、ムンバイにはホームレスがたくさんいるのだが、彼らに住居を提供する上で最大の障害となったのは正確な地図がないことだった。それをIT技術を駆使してどのように解決していったのか…こんな面白そうな講演が無料で聞けるのだ。

当然ナチュラルスピードだし、言い間違いがあったり発音が聞き取れないことも多いのだが、内容に興味があればあまり気にならない。何度も聞いていれば不思議と聞き取れるようになる。それに南米や東欧など、英語を母語としない話者がパネルディスカッションなどで果敢に意見を述べているのを聞くと、(といっても発音があれなんで聞き取りづらいのだが)日本人も頑張らないと!と思ったりもする^^;

Audible

最後は有料だが、やはり外せないので。AudioBook専門のネット書店だ。AudioBookとは本の内容を音声にしたもので、原文をそのまま吹き込んであるものと要約版がある。洋書で買うよりずっと安いし、種類が豊富なので重宝している。ここで「七つの習慣」や「道は開ける」などの自己啓発本や、その他自分の専門分野に近いものを選んで聞いている。毎月15ドルで1冊買えるプランに入っているのだが、さすがに手が回らなくなってきたので解約しようかと考えていたり。

長々書いたが、ある程度聞けるようになったら後はいかに聞く時間を増やすかということに尽きると思う。この記事を読んだ人にとってTOEIC本やその他加工されたリスニング教材から、生の英語に飛び込むきっかけになれば幸いです。